コーディング界隈も変化が激しいです。
いままでのやり方をずっと続けているといつのまにか古くなってしまっていたりするし、かといって毎日のように常に最新トレンドを追い続けていても現場ではまだ使わない(=役にたたない)ものがほとんどです。
ではどれくらいの頻度で最新動向をチェックしておいたほうがいいのか。
僕の体感では、半年に1度か、年に1度くらいの頻度がよいです。
「これからはこの技術があつい!!」とエンジニア界隈で話題になってから、実際に案件ベースで「これやってほしい」と依頼がくるようになるまで、大体2〜3年くらいのラグがあります。
また、「この技術があつい!」とエンジニア界隈で騒がれた技術のほとんどはスタンダードをとれずにいつのまにか消えていったりします。
なので年に1回くらいトレンドを確認して、「どうやら本当にこの技術がスタンダードになりつつあるっぽいな」というくらいでキャッチアップするのがもっともコスパが良いなと思っています。
という前提をおいた上でトレンドをいくつか検索してみます。
フロントエンドの2021
コーディングとフロントエンドはちょっとフィールドが違うのですが、cssやhtmlに最新動向なんてあまりない(HTMLの仕様が変わるなんてのはたまにしかおきない)ので、その周辺技術であるフロントエンドの最新動向をさぐります。
「フロントエンド 2021」検索(ポチ!)

フロントエンドのデベロッパーが2021年に向けてチェックしておきたいこと(Colissさん)
ここに出てくる技術はおおよその意味だけでも調べておいて、案件がきたときに一気にキャッチアップする心構えのようなものを持っておくとよいと思います。
PWA, Vue, Nuxtあたりが案件としては発生したことがあるもので、今後も発生するであろう技術で要チェック。
WEBデザインの2021
WEBデザインのトレンドはよりコーディングに関わってきます。
デザイナーさんたちは大体トレンドに沿ってデザインをつくるようになり、しばらくは似たようなデザインで作ることが増えたりするので、いちはやく把握して、テンプレート化/cssモジュール化しておけると、コーディングのスピードをかなり早めることができます。
こちらからデザイナ/クライアントに方向性を提案することもできます。
「WEBデザイン 2021」検索(ポチ!)
https://photoshopvip.net/126127
「ついに出た!2021年注目のWebデザイン人気トレンド9個まとめ」(PHOTOSHOPVIPさん)
・複雑なパララックスの案件はあまり多くないですが、スプラッシュでアニメーションを入れる等の以来は多いので、「新しいな」と思うようなcssアニメーション表現をいくつか見ておくとよさそうです。
・ニューモーフィズム。これは日本でも取り入れられるかもですね。
ただのbox-shadowではないcss表現が必要になるので自分で1つサンプルをつくっておくと対応しやすいと思います。
・奇抜な色のデザインは日本では流行らないので、スルーしてもいいかもです。
・グリッドを意識させない自由なレイアウトのWEBデザインは増える可能性あります(コーダー泣かせ)レスポンシブの難易度も上がるのでこのあたりはどういうコーディングが最適解なのか、イメトレしておく必要がありそうです。
・リッチなアンケートの表現。これは面白いですね。
いままでのような殺風景なアンケートではなく、アニメーションが多い魅力的なアンケートをサイトに設置することでユーザーが遊んでるうちに実はデータを取得し、解析、マーケティングに活かすという施策はかなりアリだと思います。
データの使い方も含めて提案できるようになっておけるとお金の匂いがします。
端末シェア 2021
スマホの端末シェア、ブラウザのシェアも年1くらいで確認したいやつです。
クライアントに提案するときに役に立ちます。
「ブラウザ シェア」検索(ポチ!)
https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/
圧倒的にchrome。
続いてEdge→IE11→safari→Firefoxの順です。
よく使われる指標としてはシェアの95%をカバーしようという考え方で、この考え方でいくと、Firefoxがだいぶ使われなくなっていて、逆にコーダーに嫌われるIE11なんかはまだまだ全然切り捨てられるようなものじゃないということがわかります。
「スマートフォン シェア」検索(ポチ)
https://webrage.jp/techblog/sp_share/
国内ではiPhone一強なのはいいとしてAndroidで売れてるのはどれなのかは見ておく必要があります。(検証時に、iphone + Android1つとなることが多いため)
今でいうとAQUOSが売れていることがわかるので、remote test kit等でAQUOSをレンタルしてきて動作チェックするとお客さんに対して「一番シェアのある1端末で見ておきました」と伝えることができます。
Androidのシェアも調べておきます。
https://news.mynavi.jp/article/20201003-1362641/
Android10.0が27%でトップ。
なので、Androidも検証する必要がある場合は一番シェアの大きい10で見ますよと伝えて、AndroidOS10の端末をレンタルしてきて検証する、という流れになります。
他にも2021の動向面白いの見つけたら教えて下さい。


